阪急梅田本店で10月17日から23日まで、
「ブルネロ・クチネリ」の期間限定店がオープンする。
クチネリは高級カシミアを使ったカラーニットが代表的な
イタリアのファッションブランドで、
今年創業40周年を記念してのイベント。
売り場は、ブルネロ・クチネリ氏が本社のあるソロメオ村に建設した
野外円形劇場をイメージソースにして設営されるらしい。

その職場環境や企業理念には当社と共通したところがあり、少なからず共感させられる。
山村と島の違いはあるが、どちらも都会から離れた自然豊かな環境に職場がある。
そこで働く職人たちに敬意を払い、企業は社員のためにあるべき、との思い。
タカラには社内に職業訓練校が併設されているが、
クチネリ社には、職人を育てるための本格的なアカデミーがある。
また当社は数十年来、「文化、教養、感性そして技術」をモットーにしているが、
クチネリ社は敷地内に、日頃から文化に触れるための劇場まで建設した。

当社も９月に創業70周年を迎えた。
クチネリ社よりは長い歴史を誇るが、今後も注目していきたい。
そして、タカラもこの日本で唯一無二のファクトリーとして、
独自の企業文化をこれからも築き上げていきたいと思う。